年金が徐々に減っていく時代
現在の労働人口の減少と、景気の悪化を考慮されずに作られた年金制度、受給年齢が年々上がり、逆に支給額はどんどんと下がっていく状況に危機感を感じているのは若者だけではないはずです。
車を買わない、飲みに行かない、お金を使わない若者層についても、将来に対しての不安からの消費意欲の低迷と、賃金の低迷から、高齢者を支えていくのが難しい状況になっています。
どう見ても将来の見通しはそれほど明るくありません。
その状況から早く抜け出している世代は良いのですが、これからまだまだ働かないといけない世代には見通しの悪さと不安が常に付きまとっているのです。
仕事に対しての不安もあります
この10年で仕事の在り方もやり方も大きく変わっていきました。競争相手は増え、ビジネスのノウハウなどもあふれている状況です。
特別な技術を持っていない所は、淘汰される傾向にあるのです。
技術や経験を持つ中高年であっても、業務のデジタル化や今後想定されるAIの普及などで、業務の変化についていけない状況や最悪リストラなども考えられる状況になってきます。
その為、状況によっては中高年での転職というのも、一つの手段として検討すべきだと考えます。
中高年の転職といったら何があるの?
未経験から中高年の転職によりますと、中高年の転職として考えられるのはタクシーの運転手や、介護福祉関係、警備員などです。やや、肉体系の仕事が多いですが、メリットとしてビジネスのノウハウや経験が薄くても始められて、そこそこ稼ぐことができるという事が挙げられるでしょう。
また、将来的なビジネスモデルの変化にも耐えられる業界だと言えます。ここに挙げられている職業というのは、基本的に人間でなければ成り立たない職業であり、社会的にも人間であることが望まれている分野だからです。
例えば、自動車運転の自動化という技術が発達してきていますが、タクシーに導入されたときに利用したい人がどれぐらいいるのか?という事を考えたときに、「怖い」とか「不安」を感じる人が居るでしょう。
介護・福祉業界もそうですね、人の温かみを感じられない所に行きたいと思う方はそれほどいないのではないでしょうか?適度に体を動かす方が長生きにもつながると言いますので、ここに挙げられている職業などは一つの選択肢としてアリなのではないかと思います。