アマゾナス州

ブラジル文化  2011年6月11日  Ritchy  3,453 views

州都

マナウス

代表的な都市

サン・カルロス・デ・リオ・ネグロ、パリンチンス、マナカプル

時差(ブラジリアより)

基本的に1時間遅れ、南西部のみ2時間遅れ

歴史

アマゾナス州はアマゾン川上流での天然ゴムの発見により、20世紀初頭まで一時代を築いていた。
特に州都のマナウスには、一攫千金を夢見た人たちが19世紀末にヨーロッパから押し寄せた。この時期にヨーロッパの文化がアマゾンに入り、パリのオペラ座を模して造られたアマゾナス劇場では、欧州から一流の歌手を招いてオペラが上演され、ダンスホールには夜ごとに社交界の名士が集まったという。

また1967年に経済フリーゾーン(免税都市)に指定されたことで、マナウスには数多くの外国企業が生産拠点を構える工業地帯となった。
日本の企業では、本田技研工業やヤマハ発動機などが進出している。 2000年に「中央アマゾン保全地域群」として、同じく地域内にある「ジャウー国立公園」とその周辺地域が、世界自然遺産に認定された。

地域の特徴

国土の18%を占める面積を持つブラジル最大の州。大半を熱帯雨林に覆われており、国内で最もインディオが多く住む場所でもある。20世紀初頭まではゴムの生産で一時代を築いたほか、2002年に巨大な天然ガス田が発見されるなど、豊かな資源に恵まれている。

主要な産業

天然ゴム、天然ガス、観光

有名な観光地

アマゾン川(ネグロ川とソリモンエス川)、アマゾナス劇場、北部人類学博物館、インディオ博物館、アマゾン自然科学博物館、中央広場

出身の有名人

アドリアーノ・マルチンス(格闘家)
マルコ・ロウロ(格闘家)

マナウスの思い出

アマゾン川を初めて目の当たりにしたのはマナウスでした。アマゾン川の中に立つホテル「アリアウ・ジャングルタワー」に向かう途中に船から見たアマゾンの広さ、タンニンにより黒くなっているネグロ川の水面に驚くばかりでした。また、アマゾンのジメジメとした湿気が身体に文字通りまとわりつくことがすごく嫌だったのを覚えています。

水の中に生えている木々が生い茂る木陰でアマゾン川を見ると磨き上げられた黒い鏡のように周りの景色を反射し、それがまた美しく、何枚も写真に撮りました。ピラニアの習性を教えてもらい、出血していなければ泳いでもいいと言う話しを聞いたりもしましたが、どうしても怖くて、水に手を入れるのもためらっていました。そういえば、生まれて初めてピラニアを食べたのもここでした。
お土産に世界一の淡水魚ピラルクーの鱗を買って、ギターケースの中に爪とぎ代わりに入れていたのですが…そういえば今もあるのだろうか?

この記事が参考になったらクリック&シェアをお願いします

おすすめの記事